2022.08.30

【乾燥肌・敏感肌編】肌トラブル別に必要な栄養素とは?

この記事の監修者

皮膚科・美容皮膚科医武田りわ

くすみ・シミ・シワ・たるみなど肌トラブルはさまざまですが、肌トラブルが起こる仕組みや改善に必要な栄養素が分かれば、理想の肌に一歩近づけるはずです。今回は乾燥肌や敏感肌といった肌荒れについて解説します。

▼くすみ・シミについての解説記事はこちら▼
【くすみ・シミ編】肌トラブル別に必要な栄養素とは?

代表的な肌トラブル:「肌荒れ」

「肌荒れ」は何が原因?

肌荒れの原因は、外的要因と内的要因に分けられます。
■外的要因:「洗いすぎ」「擦りすぎ」によるもの。肌への摩擦がダメージを与えてしまいます。
■内的要因:栄養不足で、主にたんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質不足が影響しています。特に乾燥肌の人に不足しているのが脂質。乾燥=水分不足ではないため、化粧水をたっぷりつけても乾燥は解消されません。そもそも肌の潤いのもととは細胞と細胞の間を埋める「細胞間脂質」と「皮脂」なので、ある程度の油が必要になってきます。ダイエット中や健康を気遣っている人の中には「油は体に悪い」と思っている人も多いかもしれません。しかしバターやオリーブ油など質のいい油であれば、とってOK!体の中から脂質を補って、肌の潤いを高めていきましょう。

「肌荒れ」のメカニズム

過剰な紫外線、栄養不足、摩擦、加齢などにより、
紫外線や乾燥から肌を守っている角質層の機能が低下したり、ターンオーバーが乱れる

▼ ▼ ▼

乱れた角質細胞の隙間から肌の水分が蒸発し肌がカサつく

「肌荒れ」改善に必要な栄養素とは?

ここまでで、洗いすぎや擦りすぎといった外的要因をのぞくと、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・脂質不足が肌荒れの原因として考えられるとご紹介してきました。

肌荒れ改善のため、積極的にとりたいのは、ターンオーバー促進による皮膚再生作用のあるビタミンAやβカロテン、血行促進に期待できるビタミンE、コラーゲンの原料になるビタミンCや鉄。他にも角質の細胞間脂質や皮脂の原料になる脂質の補給には、体に良いとされる質の良い油をとることが大切です。ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12はターンオーバーを整え、亜鉛は細胞分裂に欠かせない栄養素。不足している栄養素を食事などでしっかり補給することで、体の中からすこやか肌を目指していきましょう。


【食材例】

ビタミンAバター、うなぎ、卵黄
βカロテン人参、ほうれん草、みかん
ビタミンEアーモンド、かぼちゃ、アボカド、うなぎ
脂質バター、オリーブ油
ビタミンB2レバー、乾燥パセリ
ビタミンB6にんにく、まぐろ、唐辛子
ビタミンB12しじみ、レバー
ビタミンCレモン、キウイ、いちご、ピーマン、ブロッコリー
鉄分レバー、ほうれん草、豆類、海藻類
亜鉛かき、レバー

きめこまやかな肌やハリのあるつややかな肌は、日々の食べ物にかかっているといっても過言ではありません。「食べる」スキンケアで、美肌と健康を手に入れましょう。

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