2022.07.12

【くすみ・シミ編】肌トラブル別に必要な食べ物・栄養素とは?

この記事の監修者

皮膚科・美容皮膚科医武田りわ

くすみ・シミ・シワ・たるみなど肌トラブルはさまざまですが、肌トラブルが起こる仕組みや改善に必要な栄養素が分かれば、理想の肌に一歩近づけるはずです。今回は不健康そうに見えてしまうくすみの原因や紫外線に気を付けているのにできるシミについて解説します。

代表的な肌トラブル:「くすみ」

「くすみ」とはどんな状態?

くすみとは、肌が透明感やツヤをなくして血色が悪く疲れて見えたり、首よりも顔色が暗く見えたりする肌トラブルのことをいいます。顔全体にメラニンが蓄積し、顔全体がどんよりくもったような顔色になっているパターンが多く見られます。

「くすみ」が起こる原因

くすみの原因は、顔に残った油分の酸化、洗顔による摩擦刺激、加齢によってターンオーバーに遅延が生じて角質がはがれずに残る、貧血による血行不良など多岐にわたります。

「くすみ」におすすめな食べ物・栄養素とは?

くすみの発生原因はそれぞれ違っていても、メラニンの生成を抑えたり、肌の酸化を食い止めるにはビタミンCがおすすめです。また貧血によるくすみには、貧血自体におすすめな血行促進効果のある鉄分をとりましょう。その他、肌の酸化を防ぐビタミンEや、ターンオーバー促進により角質がはがれるビタミンAやβカロテンも積極的にとるのがおすすめです。

【食材例】

ビタミンCレモン、キウイ、いちご、ピーマン、ブロッコリー
鉄分レバー、ほうれん草、豆類、海藻類
ビタミンEアーモンド、かぼちゃ、アボカド、うなぎ
ビタミンAバター、うなぎ、卵黄
βカロテン人参、ほうれん草、みかん


また食事やサプリなどで必要な栄養素を取り入れていくと同時に、普段の洗顔の仕方も見直して、肌に負担がかからないように気を付けましょう。

代表的な肌トラブル:「シミ」

「シミ」とはどんな状態?何が原因?

シミは、いくつかのタイプに分けることができます。

  • 肝斑(かんぱん):摩擦や女性ホルモンのバランスの乱れなどの刺激により、頬骨のあたりに左右対称に出る
  • 日光性黒子(こくし):別名/老人性色素斑。紫外線の積み重ねで現れる
  • 炎症後色素沈着:ニキビや傷など炎症が起きた箇所への色素沈着

「シミ」ができるメカニズム

紫外線や摩擦などの刺激を受け、肌を守るためにメラノサイトがメラニン色素を作る
                  ▼
表皮角化細胞にメラニンが受け渡される
                  ▼
メラニンが排出されずたまると、黒ずみ、シミやそばかす、肝斑となる

「シミ」におすすめな食べ物・栄養素とは?

シミのもとになるのはメラニン。ビタミンC、リコピン、L-システインなどの栄養素を補充しましょう。鉄不足もシミの原因のひとつなので、鉄分も積極的に。その他、血行促進や抗酸化作用を持つビタミンE、ターンオーバー促進によりメラニンを排泄するビタミンAやβカロテンもおすすめの栄養素です。

【食材例】

ビタミンCレモン、キウイ、いちご、ピーマン、ブロッコリー
リコピントマト、柿
L-システイン大豆、かつお節、小麦
鉄分レバー、ほうれん草、豆類、海藻類
ビタミンEアーモンド、かぼちゃ、アボカド、うなぎ
ビタミンAバター、うなぎ、卵黄
βカロテン人参、ほうれん草、みかん

きめこまやかな肌やハリのあるつややかな肌は、日々の食べ物にかかっているといっても過言ではありません。「食べる」スキンケアで、美肌と健康を手に入れましょう。今後、肌荒れ・シワについてもご紹介していきますので、お楽しみに!

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