肌は栄養不足のバロメーター！3食食べているのに栄養が足りてない質的栄養不足とは？

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#美肌 #医師・専門家監修

美肌の基本は体を構成する細胞がスムーズに働くこと。栄養が足りていないと、この働きはうまく機能しません。3食きちんと食べているのに、栄養バランスに気を付けているのに・・・それでも肌の調子が悪いのは、必要な栄養が足りていないせいかもしれません。

ちゃんと食べているつもりなのに栄養が足りない？

肌は栄養不足のバロメーター

私たちの体は、日々食べたものだけで作られています。肌の調子が悪いのに、内臓は元気ということはありません。内臓の不調は目に見えませんが、見た目で分かる肌トラブルは治療のきっかけになるので、体の不調のバロメーターとなるのです。肌の調子が悪いなと感じる時は、栄養不足だけでなく全身の状態が悪いかもと思った方がいいかもしれません。

こんな食事していませんか？

次の食生活に該当する人は要注意！
「質的栄養不足」で体に必要な栄養が足りず、不調を招く可能性があります。

自己流で食事制限をするダイエットをしている
丼物や麺類が多い
食事はコンビニのお弁当で済ませることが多い
ファストフードばかり食べている
健康に気を使い、野菜中心の食生活にこだわっている

「質的栄養不足」とは？

質的栄養不足とは、体のエネルギーとなる三大栄養素のうち、糖質はしっかりとれているものの、たんぱく質と脂質は不足し、それらが体内でエネルギーとして働けるようにサポートするビタミンとミネラルも不足した状態のこと。質的栄養不足に陥ると、体を構成する細胞がスムーズに働くことができず、肌荒れ・シミ・シワ・吹き出物など、肌のトラブルが続出してしまうのです。

美肌に大切なのは栄養を足していくこと

「食べてはいけないもの」より「食べなければいけないもの」にこだわる

美容や健康に気を使う人は、食品添加物をはじめとした「食べてはいけないもの」にとても敏感です。
しかし避けるべきものをひたすら避けるだけでは、本当に美肌や健康は手に入るのでしょうか。

美肌を目指すなら、肌をつくる細胞がスムーズに働くのに必要な栄養素を毎日補わなければなりません。そのため「食べてはいけないもの」より「食べなければいけないもの」を意識し、栄養を足す方へに目を向けることが大切です。これはダイエットでも同じ。痩せよう！と思ったら、糖質を控えるなどほとんどの人が何かを「抜く」ことを考えるでしょう。しかし抜いたものの代わりのエネルギーはどうするのかは、あまり重要視されていないのです。

美肌を目指す＝全身の状態を整えること！自分の体に必要な栄養をきちんと補給して、理想の肌と健康な体を作っていきましょう。

美容皮膚科医が教える「食べて美肌になる糖質控えめご飯」

食べるスキンケアで美肌と健康を手に入れる!美容皮膚科の医師が教える食べて美肌になる糖質控えめレシピ。くすみ、シミ、肌荒れや大人ニキビ、たるみなど肌トラブル別に原因と改善策も解説。ダイエット中やエイジングケアを気にされる方にもぴったりな65品をご紹介しています。

この記事の監修者

皮膚科・美容皮膚科医

武田りわ

タケダビューティークリニック(皮膚科・美容皮膚科)院長。皮膚科専門医。オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医。「美肌は人を幸せにする」を理念に、西洋医学を基礎とする美容医療に栄養医学を取り入れ、体の外側と内側からのケアを提案している。
肌の老化を治すだけではなく、老けにくい健康な肌作りが得意。日本皮膚科学会・日本臨床皮膚科医会・日本美容皮膚科学会・日本抗加齢医学会に所属。

著書：「美容皮膚科医が教える食べて美肌になる糖質控えめご飯」がある。