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2023.02.14

コレステロールの心配不要◎健康をキープするには「卵」が役立つ!

この記事の監修者

栄養科学博士オーガスト・ハーゲスハイマー

「コレステロール」と聞くと、健康にあまり良くない・とりすぎると病気のきっかけになると感じる人が多いかもしれません。
とりすぎによるマイナスの影響ばかりが注目されやすいものの、実はコレステロールは私たちの健康維持には欠かせない物質なのです。

コレステロールは日々生まれ変わる細胞の材料へ

私たちの体は、およそ60兆個の細胞でできています。細胞の表面は細胞膜でおおわれているのですが、その細胞膜の材料となり細胞を強くし支えているのがコレステロールです。その他にも、体の機能を調整するホルモンや食事から取り入れた脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸もつくり出しています。

コレステロールは約8割が体内で作られており、残り2割は食事から補給することで、健康を維持しています。たとえコレステロールをとりすぎたとしても、体内での合成量を調整するなどして、自然に一定量を保つような仕組みになっています。体を作るために必要な成分なので、毎日一定量とることはとても良いことです。

卵はコレステロール値が高いというけれど…?

確かに卵は食品の中ではコレステロールを多く含む食品ですが、同時に総コレステロール値の上昇を抑制する成分も含まれています。例えば、卵黄に含まれる脂肪の一種である「レシチン」というリン脂質は、体内でのコレステロールの蓄積を押さえ、LDLコレステロール値を低下させる働きがあるといわれています。

またレシチンの構成成分である「コリン」は、脳の神経伝達物質「アセチルコリン」を作る材料。卵黄の色素であるカロチノイドは、体内の活性酸素を除去する強い抗酸化作用があり、健康リスク軽減にも優れた働きをします。

このように卵にはすぐれた栄養成分、機能性成分が多く含まれているので、コレステロールの含有量だけで判断するのはとてももったいないことです。

卵を積極的にとった方がいいのはどんな人?

卵はどんな方にもおすすめですが、お年寄りや、育ち盛りのお子さん、筋肉をよく動かす方には特にとっていただきた食材です。

体内のコレステロールの約1/3は脳、1/3は筋肉、1/3は肝臓や皮膚で使われています。
脳は人間にとって非常に重要な部分のため、コレステロールの摂取が不足してもその影響を受けないよう守られており、すぐに影響は出ません。ただ、卵に含まれるビタミンB12やコリン、セレニウムなどの微量のミネラルは脳の活動に不可欠な成分のため、脳細胞が発達する育ち盛りのお子さんは毎日食べるのをおすすめします。

またお年寄りに増えているアルツハイマー型痴呆は、脳の神経伝達物質であるアセチルコリンが不足するとなりやすいといわれています。脳の神経伝達物質を多く含み、栄養豊富で消化の良い卵は、高齢者にもおすすめです。

さらに運動したり激しく体を使ったりした後にも卵はぴったりです。筋肉は酷使すると細胞が破壊され、新しい筋肉を作ることで修復されます。その時にたんぱく質やレシチンと一緒に必要になるのがコレステロール。これらをたっぷり含んでいる卵を食べることで、筋肉の修復がスムーズに進みます。

近年は、若い女性のコレステロール不足が目立ちます。その背景には、過度なダイエットによるたんぱく質や脂肪不足。「肌は体の鏡」と言われるように、肌は栄養状態をあらわしていますから、美肌に必要な栄養がつまった卵を食べることは、美容にも役立つと言えます。

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