2025.02.19

ぐっすり眠って美しく健康に!睡眠の質を下げるNG習慣とは

この記事の監修者

医学博士糸井 由里恵

睡眠は、体と心をリセットする大切な時間で、健康や美しさを守るために欠かせません。
しかし、睡眠の質が落ちると、肥満や老化の原因にもなることがわかっています。

「最近寝つきが悪いな」「夜中に何度も目が覚める」「朝起きてもスッキリしない」…もし今睡眠で悩んでいるという方は、睡眠の質を見直してみましょう。

睡眠の質が美しさと健康に与える影響

睡眠中、脳では記憶の整理が、体内では老廃物が排出され、新しい細胞が作られます。特に、寝てから最初の3時間に分泌される「成長ホルモン」は、新陳代謝を助けてからだが受けたダメージを修復するだけでなく、肌のターンオーバーをサポートするので、美肌作りにも大切な役割を担っています。

しかし、睡眠が足りなかったり、浅い眠りが続いたりすると、ターンオーバーがうまくいかず、古い角質やメラニンが肌に残りやすくなり、シミやくすみの原因に。また、睡眠不足が続くと、肥満を招くリスクも高まることがわかっています。

年齢とともに眠りが浅くなる理由

脳の松果体から分泌される「メラトニン」は、良質な睡眠をもたらすことから「睡眠ホルモン」と呼ばれています。このメラトニンには抗酸化作用もあり、老化や病気の予防にも大きく働きます。しかし、メラトニンの分泌量は年齢と共に減少傾向に。そのため、年齢を重ねると「寝つきが悪くなる」「朝早く目が覚める」といった変化が生じやすくなります。

「加齢だから仕方ないのか…」と諦める前に!食事でメラトニンの分泌を増やすこともできるのでご安心を。
例えば、「トリプトファン」という必須アミノ酸が含まれた食品(豆類、大豆製品、乳製品、肉、魚、バナナ、ナッツ類など)を摂取すると、メラトニンを作るための材料となる「セロトニン」を増やすことができるんです。

睡眠の質を下げる悪習慣

睡眠の質を向上させるためには、生活習慣を意識するだけでも少しずつ変わっていきます。普段何気なくやっていることが、実は睡眠を妨げていることも。ここでは、睡眠の質を低下させる原因となる悪習慣をいくつか紹介します。

■体の冷え
体が冷えていると血流が悪くなり、眠りの質が落ちてしまいます。毎日湯船に浸かって、体を温めることが大切です。

■運動不足
日中からだを動かして、適度に疲れることが深い眠りへと導きます。からだが疲れていないのに、脳だけ疲れていると眠りは浅くなります。

■寝る直前の飲食
就寝直前の飲食はできるだけ控えるようにしましょう。食事は寝る3時間前までに済ませるのが理想的です。

■スマホやパソコンの使用
スマホやパソコンから出るブルーライトは、メラトニンの分泌を妨げます。就寝30分前からは、これらの使用を控えましょう。

■寝室の環境が整っていない
部屋の明かりは極力落とし、できれば遮光カーテンで暗くしましょう。そして、朝起きたら朝日を浴びて体内時計をリセット!

毎日のちょっとした習慣を見直すことで、ぐっすり眠り、心も体もリセットできます。今からできることから少しずつ取り入れて、質の高い睡眠を手に入れましょう。

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