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2024.03.05

ダイエット効果だけじゃない!「腸活」で腸の調子を整えて毎日ご機嫌な自分になろう

この記事の監修者

医学博士大塚亮

腸活ときくと、「便秘解消」や「ダイエット」とというイメージがぱっと浮かぶのではないでしょうか。
確かに腸内環境を整えることで、体にたまった老廃物が排出されたり、デトックスされたりとスッキリしますよね。

実は腸活は、他にも嬉しい効果があるんです。
そのひとつが、幸せホルモン「セロトニン」が増えるということ。

・イライラが続く
・なんだかやる気が出ない
・ストレスがなかなか解消されない
・疲れがたまっている

など、最近なんだか不安定かも・・・?と思い当たる部分がある方は、もしかしたらセロトニン不足かもしれません。

なぜ腸活で幸せホルモン「セロトニン」が増えるの?

精神を安定させストレスを軽減させる効果のある「セロトニン」は、大半が腸内で作られているため、腸内環境を整えることでセロトニンがしっかりと分泌され、脳は幸福を感じやすくなります。

また、セロトニンは日光を浴びることでも分泌されます。
起床後に朝日を浴びると気持ちよく感じるのは、太陽光が網膜に入りセロトニンが分泌されるというメカニズムからです。

気持ちを鎮めるホルモンも腸内で作られている!

腸で作られているのは、セロトニンだけではありません。
腸内では、もうひとつのホルモン「GABA(γ-アミノ酪酸)」を分泌する菌があることもわかっています。
GABAには、鎮静・抗痙攣・抗不安作用があり、主に記憶や空間学習能力に関わる脳の「海馬」や小腸で働きます。

近年、便秘がちの子供が増えていて、同時にキレやすい・落ち着きがないとった症状が増えているのは栄養バランスのとれていない食事が原因とされ、これらのホルモンが少ないことが考えられます。

今日から実践!毎日とりいれたい腸を元気にする食事のポイント

腸活を意識した食事は食べ物の選び方はもちろん、どのように食べるか・いつ食べるかなども大切です。

■食物繊維をとる
食物繊維は腸内細菌のバランスを整える、便を柔らかくするなどの効果があります。
米などの炭水化物には、食物繊維が豊富に含まれるため、控えすぎると便秘の原因になります。

■発酵食品をとる
野菜や味噌汁、ヨーグルト、納豆、ぬか漬けといった発酵食品の多くには「ビフィズス菌」が含まれています。
このビフィズス菌には、腸内細菌の活性化や整腸効果に期待できます。

■バランスよく食べる
高脂肪・高たんぱくに偏った食事は、腸内細菌のバランスを崩し、免疫力を低下させる可能性があります。
例えばカルビとサンチュのように、お肉を食べる際はたっぷりの野菜と組み合わせて食べることがおすすめです。

■食事のリズムは規則正しく
腸活のカギを握るのは朝食なので、なるべく食事の時間を作るようにしましょう。
朝は睡眠中に飢餓状態となった体がいちばん栄養を欲しており、胃腸の働きを促すためにも朝食は欠かせません。
食事と食事の間は最低4時間以上空け、間食もできるだけ控えるようにするのがポイントです。

■よく噛んで食べる
「1口30噛み」を目標に、食事はゆっくり噛んで食べるようにしてみてください。
噛むことで唾液による消化が進み、胃腸への負担が軽減されます。

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