2025.01.22

朝の洗顔で変わる!健やかな肌をつくるシンプル習慣

この記事の監修者

医学博士糸井 由里恵

年齢を重ねるにつれて、肌の乾燥やたるみが気になる…という方は多いのではないでしょうか。
朝、鏡を見て少しがっかり…なんて経験、誰しもあるかもしれません。
実は、毎朝の洗顔こそ、その後の肌状態を大きく左右する、とても大切なスキンケアの基本なのです。

普段、皆さんは朝の洗顔をどのようにしていますか?
洗顔フォームだけでもたくさん種類がありますし、なかには「朝は顔を洗わない方が肌にいい」という意見もあるほどなので、自分にとってどのような方法が合っているのか迷ってしまいますよね。
間違った洗顔方法だと、肌に不要な刺激や負担を与えてしまう可能性も。
今回は、簡単なのに肌にやさしい、朝洗顔の方法をご紹介します。

実は、朝は水だけのシンプル洗顔でOK!

エイジング世代の方は、高級な洗顔クリームやクレンジングオイルなどで念入りにケアをされている方も多いかもしれません。もちろんそれぞれの肌のコンディションや季節などにもよりますが、だいたいにおいて「朝は水だけのシンプル洗顔」でOKなんです!
夜間に付着したホコリや余分な皮脂を洗い流すのに、強い洗浄力の洗顔料は必ずしも必要ありません。水だけ洗顔で、お肌本来の水分や油分を保つことができます。

洗いすぎや皮脂の取りすぎは、お肌の乾燥を招き、シワや肌荒れの原因にもなりかねません。特に冬は乾燥が気になる季節ですので、洗顔はできるだけ優しく、シンプルな方法を選びましょう。

大切なのは「NO摩擦」

朝の水だけ洗顔は、ちょっとだけコツがあります。
それは、お肌をこすらないこと。必要以上に肌を刺激すると、お肌のバリア機能が低下し、乾燥やシミの原因となることがあります。
顔を洗う時は直接手で肌に触れるのではなく、水を手のひらですくってパシャパシャと顔にやさしく当ててみてください。また、洗顔料を使って洗う時は、たっぷりの泡をクッションにして摩擦をやわらげることがポイントです。

洗顔後のタオルドライもやさしく丁寧に

洗顔後、タオルで水分を拭き取る際も、摩擦は避けましょう。タオルを顔にそっと押し当てるようにして水分を吸収させ、お肌への負担を減らすことを心がけてみてください。
また、タオルは肌触りが良く、吸水性の高いタオルを選ぶことがポイント。古くゴワゴワになったタオルは肌を傷つけてしまうので注意が必要です。

最近では、ふわふわでやさしい肌触りの良い洗顔専用タオルなども販売されています。これらを使うことで、さらにお肌への摩擦を軽減できるので、新調する際は参考にしてみてくださいね。

そして、タオルでもう一点こだわって欲しいのが「清潔さ」。一度使ったタオルには雑菌が付着している可能性があるため、毎回清潔なものを使用し、家族で使い回すのは避けましょう。

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