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2024.12.17

\12月のイベントが多い時期こそ意識したい/腸活でダイエットするために必要な4大要素とは

この記事の監修者

医学博士大塚亮

2024年も残すところ2週間。
来週はクリスマス、そしてあっという間に年末年始がやってきますね。
特に12月・1月は集まりが増え、ごちそうを食べたり、お酒を飲む機会が増えるという方も多いのではないでしょうか。

にぎやかな時間が増えて楽しく過ごせる一方で、食べ過ぎによる体重変化も気になるところ。
集まり以外の食事は、栄養面やダイエット効果を意識した食事を取り入れながら体の調子を整えていくとメリハリがついて、よりイベントも楽しめるはずです◎

今回は、腸活効果のひとつであるダイエットについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

ダイエットに必要なのは「短鎖脂肪酸」

「短鎖脂肪酸」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
腸活でお腹の調子を整えることで腸内細菌が増えるのですが、そこから生み出されるもののひとつが短鎖脂肪酸です。
短鎖脂肪酸は増えれば増えるほど「痩せ体質」になると言われています。

短鎖脂肪酸を作り出すのは、ビフィズス菌や酪酸産生菌。これらが食物繊維などのエサを食べて分解して短鎖脂肪酸を作り、腸や体のエネルギーへと変化していきます。そうすることで、大腸の中の粘膜を修復したり、消化や吸収を促すのです。またそれだけではなく、脂肪が蓄積されにくくなったり、免疫を調整したりする作用も注目されています。

お腹の中から健康&キレイに!腸活に必要な4大要素

一般的に「腸活」とは、「大腸活」のこと。
大腸内の腸内環境を良くする栄養素を4つご紹介します。

■発酵食品
発酵食品とは、大豆・米・麦・魚・肉などの原料に含まれるタンパク質やデンプン質などの栄養素を細菌・麹カビ・酵母菌などの微生物が分解することで発生するアミノ酸・ビフィズス菌・乳酸などを加工した食品のこと。
納豆、味噌、キムチなどが挙げられますが、いずれも腸活といえば!の代表的な食材ではないでしょうか。

■水溶性食物繊維
食物繊維も腸活には欠かせない栄養素のひとつ。
水溶性食物繊維には3つの特性が効果を発揮します。
①粘着性:胃腸内をゆっくり移動してお腹がすきにくく、食べ過ぎを防ぐ効果。糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑える。
②吸着性:胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排出。
③発酵性:大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境を整えます。

(食材例)ごぼう、大麦、切り干し大根、オクラ、海藻類、きのこ類など

■オリゴ糖
オリゴ糖は、胃酸や消化酵素でも分解されずに大腸まで届いて腸内環境を整えます。
ビフィズス菌などの腸内の善玉菌の栄養源となって増やす働きがあり、特定保健用食品としても認められています。

(食材例)大豆製品、アスパラガス、バナナ、はちみつなど

■EPA/DHA
EPA(エイコサペンタエン酸)は、人間の体では合成されにくいとされる必須脂肪酸で、「血液をサラサラにする」「中性脂肪値を下げる」「動脈硬化を防ぐ」といった効果に期待できます。
また、魚の油にはEPAとDHA(ドコサヘキサエン酸)の両方が含まれており、DHAは脳や神経に存在し、母乳に含まれます。そこで、体の出来上がった成人の健康にはEPA、脳が作られる段階の子供や成長期の乳幼児にはDHAが必要とされます。

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