2023.07.18

腸と脳は繋がっている!腸活で心も体もストレスフリーに

この記事の監修者

医学博士大塚亮

健康法のひとつとして、今や常識ともなっている「腸活」。

腸活=ダイエットやデトックスなど健康面にメリットがあるのはなんとなく分かるけど、
「腸と脳が繋がっている」ってどういうこと?と思われた方もいるかもしれません。
一見、腸と脳は関係なさそうに見えるかもしれませんが、実は密接に関連しているのです。

「腸がない」動物はいない?

動物はまず「消化」をすることから始まりました。
植物が光合成をしてエネルギーを作り出すのに対し、動物は他の生物を食べて消化して生き延びてきたのです。

発生学的にも腸が先に発生し、腸が都合よくエネルギーを取り入れるために脳を作りました。
そのため脳や脊椎、心臓がない動物はいても、「腸がない」動物はいないのです。

腸と脳はお互い影響し合っている

「消化」とは、人間にとっても根幹となる活動です。
人間の消化器官は胃と、小腸・大腸があり、胃と大腸は動物が進化する中でできたもので、脳と神経でつながっています。
だから脳がストレスを受けると、胃が痛くなったり潰瘍ができたり、大腸炎や神経性下痢などを起こしたりするのです。
これらの関係を「腸脳相関」といいます。

腸から心と体の調子を整える◎

大腸には全身の免疫細胞の約7割が集中していたり、幸せホルモン「セロトニン」の大半が腸内で作られていたりと、腸は私たちが毎日健康に過ごすために大切な役割を担っています。
腸内環境を整えることで、ダイエットできたり美肌になれたり、さらには幸せホルモン「セロトニン」が増え、脳が幸福感で満たされるなど実践して損はなし!元気な体を作るためにもぜひお試しください。

同じ監修者のコラム