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2024.08.27

年齢を重ねても健康な血管をキープ!生活習慣病を寄せ付けないために必要な栄養素とは

この記事の監修者

医学博士大塚亮

多くの人は年齢とともに、血管が硬くなり血圧が高めになっていきます。
ですが、普段の食生活を少し意識するだけで血管の健康を保つことができるのです。
このあとご紹介する栄養素を毎日取り入れ、若々しい体を目指していきましょう。

「マグネシウム」「カリウム」で血圧をコントロール

マグネシウムは、体内で300種類以上もの酵素の働きを助けている重要なミネラルです。
マグネシウムが不足すると、血管内で炎症を起こし、動脈硬化などの健康リスクを高める可能性があります。

・食生活の乱れ
・ストレス
・飲酒
・腎機能の低下
・過度な運動 など

これらはマグネシウム不足の原因となるので、当てはまるという方は積極的に摂取することをおすすめします。

また、高血圧の方は塩分のとりすぎに要注意。血液中に余分なナトリウムがあると、濃度を下げようとして血管内に水分が集まり血液量が増えます。その結果、血管の内壁に圧がかかり、血圧が上昇してしまうのです。

そこで、血管を健康に保つためには、マグネシウムとあわせて、カリウムをとるのがおすすめ。
カリウムを含む野菜などには、ナトリウムを尿と一緒に排出し、血圧を下げる働きがあります。

マグネシウムやカリウムを多く含む食材

マグネシウムやカリウムを多く含む食材は下記です。
様々な食材を組み合わせてサラダとして食べることで、一度に栄養をたっぷりとることができます。

【マグネシウムを多く含む食材】
あおさ、青のり、わかめ、こんぶ、ひじき、ごま、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ、しそ、オクラ、モロヘイヤ、きくらげ、干ししいたけ、豆腐、しらす、あさり、とうもろこし、バナナなど

【カリウムを多く含む食材】
アボカド、納豆、ほうれん草、ゆりね、大豆、とろろこんぶなど

また、にんにくの降圧作用にもぜひ注目を。
にんにくには、血圧を下げる効果のある3つの成分があります。

1.にんにくの香りのもとになる「アリシン」
体内でシステインというアミノ酸と結びつき、血管拡張作用を発揮します。
2.調理中に生成される「スルフィド類」
血小板の粘着力を弱め、血液をサラサラにする効果があります。
3.にんにくを食べた後に体内で生成される「硫化水素」
末梢神経をゆるめ、血圧を下げる働きがあります。

ぜひいろいろな食材を組み合わせてみてくださいね。

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